VPN

はじめに

リモートアクセスの方法のひとつである VPN (Virtual Private Network) について説明します。リモートアクセスの安全性を考えると、暗号化通信やユーザーの認証といったことが必須になってきます。現在主流なリモートアクセス方法と言えば、SSH (Secure SHell) や RAS (Remote Access Service) や VPN が挙げられます。今回は、アプリケーションに依存することなく暗号化通信を行うことができる VPN について説明します。

VPN とは
VPN とは、仮想プライベートネットワークを意味し、インターネットを介してプライベートネットワークにアクセスすることを可能にします。このことにより、例えば自宅にいながら学内から接続しているときと同じサービスを受けることができます。接続先との通信が暗号化されるのも特徴のひとつです。
VPN の機能
VPN の機能は大きく分けて通信パケットの暗号化とトンネリングの2個があります。これらを利用する事により、より安全で快適な通信を行う事が可能です。

VPNの長所と短所

長所

短所

現状について

上記のように現在は VPN の短所を解消するために SSH や RAS などが主流になっています。しかし、やはり一部 SSH では不可能な部分もありますので、VPN も必要になってきます。用途によって使い分けることが大事だと思われます。

VPN を実際に利用する

今回は学内のネットワークに接続できるようにします。

net2003 以降、VPN サービスが情報センターのサービスとして提供されています。